高血圧とグリップ運動 !
簡単なグリップ運動で血圧を下げるという情報
今年の春、有名なTV番組「ためしてガッテン」高血圧対策の運動として
ハンドタオルを使ったグリップ運動が紹介されました。
簡単な方法で意外なくらい効果があったとのことです。
もともとは握力計を使ったデータを基にしていますが、
番組ではハンドタオルを使っていました。
ムニュッタを使って同じ運動が出来ますので参考にしてください。

握力強化! 筋力アップ! 感覚向上! 脳力進化!
  
 私の個人的な考えでは、ムニュッターを使った方が、より効果的な気がします。
運動方法は次の通りです。

@ 片方の手でムニュッターを軽く(30%の握力)握った状態で2分間握り続けます。
A 1分間休みます(握るのを止めます)
B 別な手で同じように2分間握り、1分間休みます。
C これを左右2回ずつやるだけです。

合計11分間の簡単な運動です。週3日、4週間でOKだそうです。
これだけでも良いのですが、これに軽い有酸素運動を週5日くらいやると、さらに効果的だとか。
(もちろん重度の高血圧の方は事前に必ず医師に相談して下さい。)

これらの運動を4週間くらい続けることで、血圧が10%位下げられるようです。
「ためしてガッテン」の実験では高血圧の人7人中6人に改善が見られたそうです。

 
  30%の握力というのが、人それぞれなので、難しいところですが、
イメージとしては、ムニュッタを完全につぶれるまで握らず、半分くらいまでの感じです。
写真はムニュッターの中に布を入れて、やってみました。
なぜ?
握っている間は、筋肉が収縮しているので、血流が少し低下し、その後緩めることで、血液がどっと流れます。
そのとき一酸化窒素(NO)が出てくることも重要で、これが血管を拡げて、やわらかくする働きがあるというのです。
その結果、血管機能が改善され、血圧が低下するというだそうです。
このように血管への刺激が続くと、血管自体の柔軟性も高まると考えられているのです。


P.S.
 ネット上には握力と健康に関して、世界中の研究機関、公的機関などによる研究データがたくさん載っています。
厚生労働科学研究班によるデータとして、九州の特定地域で2500人以上、20年にわたる追跡調査の結果、握力の最も強いグループは最も弱いグループよりも、死亡リスクが約4割も低かったことや、循環器病による死亡リスクも半分であったことなどが報告されています。
そして、この傾向は米国の研究チームによる、米国内のある村での調査(2000人、20年)でも、同様の結果が出ています。さらには、スエーデンでの100万人以上の徴兵検査時の握力をまとめた結果、握力の弱い人は心臓疾患、自殺、精神疾患を発症したり、早く死亡したりする可能性が大幅に高かったという報告があるとも載っていました。
ただし、握力の強い人の死亡リスクが低いというデータは事実ですが、握力を鍛えれば死亡リスクが下がるという意味ではありません。
握力が強い人は、弱い人に比べ、積極的に身体を動かす習慣を持っていることが予想され、より多く筋力を使い、脳への刺激も活発であり、それが心肺機能や循環器機能を高め、認知症や梗塞などの発症リスクを低くしているのだと思います。
とはいっても、手の運動が脳の活性化や健康に役立つことは、2つのクルミを手のひらで転がしたりする運動などでも分かる通り、世界中で知られていることです。
「握力と有酸素運動」には「ムニュッター」が最適だと、私たちは思っています。



わからないこと、あるいはご質問は、ご遠慮くなく下記のムニュッター担当までご連絡ください。
いつでも、素早いご返事を心がけております。
株式会社サンリキ
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